意外と知られているようで知られていない「おしゃれ染め」と「白髪染め」の違い。。。
白髪がある方の間で、
「私はおしゃれ染めに白髪染めを混ぜてもらってる~」
「私は白髪染めでカラーリングしてもらってる~」
なんて会話を耳にしたりしますが、ここの本文ではその違いについて紹介します。
そもそもカラー剤の種類って何?
美容室では、カラーリングのメニューで大きく分類すると
・酸化染毛剤(アルカリカラー剤等)
・ヘアマニキュア(酸性染料剤)
・植物系カラー(ヘナ・ボタニカル・ハーブ等)
この3つが主に美容室で扱われています。
基本的に、どの種類でも白髪を染めることは可能です。
メインなのは酸化染毛剤
美容室で主にカラーリングとして扱われているのは酸化染毛剤になります。
髪の毛を茶色くしながら白髪を染めたりできるのがこの種類になります。
そこで、美容師さんが「おしゃれ染め」、「白髪染め」なんて言葉で説明されたりする場合がありますが、基本的に髪を染める構造は同じです。
酸化染毛剤の簡単な説明をすると
・1剤に染料が配合されている
・2剤は1剤の染料を発色させるもの
と1剤、2剤と別れます。
「おしゃれ染め」でも「白髪染め」でもこの構造は同じです。
ここで、白髪染をある程度自然に染める場合は染料にブラウンが配合されている場合が多いです。
サロンで扱われているカラー剤はメーカーさんの方では
「おしゃれ染め用」⇛ファッションカラー剤
「白髪染め用」 ⇛グレイカラー剤
と分けて販売されていていることが殆どです。
一昔前は白髪染めのタイプはどちらか白髪染め用の方が、明るい仕上がりにするのは難しかったです。
暗めの仕上がりにしかならなかったりしていましたが、今ではある程度明るい色の仕上がりでも同時に白髪を染める事ができ、白髪に染まった色の褪色もしにくいのがメリットです。
実際はファッションカラーのラインナップでも白髪もある程度の明るさの仕上がりなら対応できるように兼用できるタイプもあります。
結局は同じ分類なんですが、美容師さんがお客さんにわかり易く説明するために度々、この言葉がよく使われています。
白髪の多さや求める色合いや明るさなどで、どちらかを使用したり、もしくは混ぜて使用したりするだけです。
なんとなく「白髪染め」の方がイメージがネガティブな感じですが、実際は明るめの髪の毛を自然な茶色に明るさを落ち着かせる場合に「白髪染め」のタイプの方が色持ちも良かったりします。
白髪がある、ないに関わらず結構使用されたりします。
今では、「白髪染め」のカラー剤でも色の発色がキレイだったりしますしね!
あくまでも求める色や髪質によって変わる
結局、こんなカラーにしたいという希望に対して、どのジャンルのカラー剤じゃないと求める色にならないのか?
もしくは、現状の髪質や白髪に対して対応できる種類のカラー剤の使用するかが結果的に決まってくるので、美容室で白髪も染まるかたちで色合いや明るさを希望するのであれば担当の美容師さんにそれを伝えれば問題ありません。
但し、美容室によってカラー剤をどのくらい種類を扱っているかで求めるカラーの対応幅が変わってきます。
更に、美容師さんの技術力でも変わってきます。
あまり、技術力のない美容師さんに当たってしまうと、「白髪染め暗めじゃないと染まりません」や「白髪染めじゃないと染まりません」などと言われます。
色や明るさの幅が制限されてしまうので、ある程度クオリティーを求めるならカラーリストが在籍している美容室などを選ぶことをオススメします。。。
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