少子高齢化の世の中で、美容業界も年々美容専門学校を卒業者数も減少傾向です。
僕の時代はカリスマ美容師ブームの中、美容師を目指す者が多かったですが、今では若いスタッフを採用するのも一苦労です。
せっかく入社してきたアシスタントやスタッフも美容業界は離職率が高く中々定着していかない現状です。
入ってきたスタッフも嫌だったら他にも美容室はいくらでもあるので、すぐ辞めていきます。
気づけばそのお店は40代以上のベテラン美容師が汗水垂らし、老体にムチを打って営業してるお店もよく見かけます。
そして、そのベテラン美容師がお店をダメにしていくのです。
この記事ではサロンワークでよく起こる事例を紹介します。
若いスタッフを雑に扱う
せっかく入ってきた若いスタッフはベテラン美容師やお局美容師に雑に扱われることがあります。
自分で育てるわけでもなく、じゃじゃ馬のように奴隷のようにこき使い、ちょっとしたミスを叱責し、手が遅ければ罵倒し自ら辞めさせる行為をするダメなベテラン美容師が多いです。
人はいくらでもいると勘違いしているのかわかりまそんが、自分の親世代の歳の差が離れている時点で若いスタッフは緊張します。
その上、愛情をもって接するわけでもなくこき使ったら、今の若い世代はすぐ辞めていきます。
自分達がアシスタント時代に、先輩は厳しかったのだから間違ってないと押し付けてくる古い考えを持った時代錯誤のベテラン美容師が多く存在しています。
本当に大事に育てる意識がないとスタッフは増えていくことはないでしょう。
自分のルールがお店のルール
長年一つの店舗にいるベテラン美容師が自分が一番お店のことをわかっていると勘違いしています。
せっかくみんなで決めようとしたルールも自分のルールの方が正しいと押し付けてきます。
そもそもあったお店のルールも勝手に自分が仕事がやりやすいルールに変えていきます。
他のスタッフは、この人にもう何を言っても無理だろうと思われスタッフのモチベーションは下がっていくのです。
当然、店内の空気淀んでいき暗い雰囲気をお客様にも感じさせてしまうのです。
気づけば、誰も協力してくれずに、人もそのお店から去っていきます。
残ったのはベテラン美容師だけで、無駄なプライドを下げながら日々仕事をしていくのです。
人が減ったらいくら自分が頑張ってもお店の売り上げは減っていき、結果そのお店をダメにしていくのです。
自分が一番お客を持って忙しいから自分が一番偉いと酔いしれる
ベテラン容師はそのお店に長くいるので、当然自分の指名客もそのお店の中では多いでしょう。
ただそれをいいことに自分が忙しいと無理やり他のスタイリストやアシスタントを自分のヘルプに引き込みます。
他の担当者のお客様を待たせても、自分のお客を優先で、押し付けてきます。
そもそも何人も掛け持ちながら自分で一人でできるわけではないのに人への感謝もなく、自分の我を通す美容師はただの問題児です。
周りのスタッフの気くばりもなく、自分だけが忙しく稼げれば良いと考えるベテラン美容師は気づけば自分の周りから人がいなくなり、その結果、売り上げも下がりお店も共倒れしていきます。
まとめ:スタッフの全員が働きやすい環境作りが大切
1人で美容室を運営している美容師やフリーランスで働いている美容師は別になりますが、従業員をかかえて運営して行かなければならない規模の美容室は、当然1人では成り立たないです。
しかし、その店舗のオーナーや店長はベテラン容師に指導するのを面倒くさがり放置してしまう現状が多いです。
もう一度よく考えた方がいいです。
スタッフ全員が働きやすい環境を作れていますか?
そのベテラン美容師も、いつ何かの原因でやめる可能性があるのです。
いつかは従業員の誰かが諸事情で退職してしまうことも当然ありますが、例え誰かが1人抜けても問題ない店舗作りが大事です。
そのためには今いるスタッフを大事に育て、今後も残ってもらえるお店の環境作りが大切です。
手遅れにならないためにも、ベテラン美容師がお店をダメにしていく前にもう一度、お店のルールや環境作りを見直し改善していきましょう。
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